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2024/11/26

1026年8月~12月


「どうもー、初代当主の秋葉嗚鐸です。もう、お忘れの方も多いかと思って最近は生き返ってみたりしてます」


「嗚鐸の娘の秋葉泉です。父がご迷惑をおかけしないように監視してます」



「…お父さん悪い事しないよ?ほら、泉のフィギュア作ったんだk」


「フンッ」バキャッメキャッ!


「あぁ!せっかく作ったのに!(´;ω;`)」



「今度変なの作ったらそこの棚に飾ってあるのも全部粉砕するから」

▼八月

動山交神

時は少し遡って、動山とイツ花が交神の準備をしていると絵麻がやってきた。

絵麻「動山!女の子にしなさい!」
動山「姉さん、いきなりどうしたんだ?」
絵麻「佐夜子伯母様、小梅叔母様亡き今、この家は女子不足なのよ!」
動山「ああ、確かに。当主様の御子も二人とも男子だからねぇ」
イツ花「ですが、絵麻様、子供は授かり物といいますし」
絵麻「そこはほら!秋葉48菩薩様の神業でちょちょいのちょいってもんよ!」
動山「…んな馬鹿な」


かくして、無事に交神を行った動山。
それと時を同じくして飛燕が
危篤状態となった。

イツ花が交神の準備をしており目を離したうちに飛燕の状態が悪化したのだ。
全員が気付いた時には既に息も絶え絶えになっていた。

長政「俺がもっと兄貴の状態を看ていたら…!」
飛燕「な…なが…ま…さ…、気に…病むな…。これが…じゅ…寿命なんだ…」

飛燕「ああ…みんな、揃ってるん…だな」



飛燕「一馬…多聞…みんな……死んでも…忘れたくねぇなぁ…」
死んでしまった先祖達もきっと忘れずに天界で一族の戦いを見守ってくれてるはずです。


第14代当主「飛燕」永眠 享年1歳6ヶ月

13代目当主には「動山」が就任


▼十月


動山の第1子「
阿弥」誕生
絵麻の望み通り待望の女子である。

来世は料理人になるということで、早速イツ花に料理を教わる阿弥。
イツ花も一緒に料理できる家族ができてなにやら嬉しそうである。

イツ花「絵麻様も一緒に作りませんか?」
絵麻「…わ、私は包丁の握り方なんて知らないし、料理なんか作ったこともないから遠慮しておくわ」
阿弥「じゃあ、私がお教えします!」

絵麻
「……じゃ、じゃあ、教えてもらおうかな」

たとえ鬼を切る術以外が無駄であろうとも、今この一時は決して無駄にはならないだろう。


今回、女子を産んでしまったので次の子供は跡継ぎとして男子を産まなければいけません。
なので産み分けの為に今月は動山には留守番してもらって、代わりに長政に出撃隊に参加してもらいます。

長政の健康度も下がっていますが、漢方薬を服用してもらってなんとかがんばってもらいます。

朴念仁の動山のことなので、どうせ娘である阿弥とあまり接してやらないだろうと思うので小さい時くらいは二人で家にいさせてやります。
きっと小さい時の指導の思い出は、成長してもいつまでも心の支えになってくれるでしょう。



▼十一月

動山交神

予定通り産み分けを行ったのでこの子は無事に男の子となりました。

できれば産み分けなんかしないでどっちが生まれるかなーとかしたいんですが、まぁ、跡継ぎがいないと困ってしまうのでしぶしぶ。
あと、産み分けするんならやっぱり女の子ばっかりがいいですね。

イツ花
「当主様!長政様が…!」

突如、イツ花が長政の体調の悪化を慌てた様子で知らせてきた。
動山は急いで家族全員を連れて長政が静養している寝室に向かった。

動山「長政様!大丈夫ですか!」
長政「なに、ちょっと吐血したのをイツ花が見て動転してただけだよ」
一馬「叔父上、それは…」
長政「まぁ、もうこれ以上生きることはできないだろうな」

長政「死ぬ前にみんなには伝えとかないとな」



長政「でも、考えてたんだけど俺頭よくねぇから、『ガンバレ』なんて月並みなことしか言えねぇや」

その夜、長政は静かに息を引き取った。



「長政」永眠 享年1歳6ヶ月


▼十二月

長政が所有していた『秋葉ノ神殺し』が甥である一馬に継承された。

長政がいつもぞんざいに扱いつつも戦闘では常に重用していた『秋葉ノ神殺し』を手にしたとき、一馬は初めて長政の想いやこの剣の重さを知った。


一馬の目からは溢れるほど涙がこぼれていた。

一馬「叔父上…必ず私がこの剣を更に強くし、子に継がせて見せます」


何度目かになる大江山登山の月。
熱狂の赤い火を利用して、前回取りこぼしていた武器と巻物をあらかた取っていきます。


まぁ、術は強力なものが多いものの、今の段階ではどれも習得できるものではないのであまり優先する必要はないんですが、ついでです。

今回の本命は
剛鉄弓ですね。
今まで木霊の弓しか属性弓がなかったんで、これでさらに弓使いが強くなってくれます。

これで、前半で手に入る属性武器で手に入れてないのはあと
竜神刀だけなんですが、これは門にいるお猿さんしか持ってないので赤い火が灯った時にチャレンジしてみたいと思います。


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